源泉かけ流し-秋田県産主婦のブログ-

暇人主婦が日々を転がり落ちる様を実況中継

【2014】スペインでトマトまみれになった時の話 その2【トマト祭り】

 
もう投げるトマトの残骸すらなくなり、残されたのは飲んだら確実に死に至りそうなトマトジュースと身体の痒みだけ…という状況になってトマト祭りは終了。
 

トマト祭り本編はこちら

pgr1224.hatenablog.com

 

すぐにでも身体中にこびりついたトマトを洗い流したいと一致団結した人々は会場出口に向かってぞろぞろと動き始めます。
 
移動中、美女ふたりに話しかけられた!と思ったらまさかの服装全かぶり
 

f:id:pgr1224:20150821100206j:plain

真ん中一人(私)だけおっぱいがないとか言うな
 
前回書いた通りトマティーナ用の服を全紛失し、スペインの大手チェーン100均的な店で服を調達したからこそ起こった奇跡なのでした。
 
物事には必ず理由があるものだなあ。みつを。(嘘)
 
盛り上がって写真を撮りまくり解散。
 
トマト祭り終了後は民家の人々が善意でホースの水をかけてトマトを洗い流してくれるのですが、並んでる人が多すぎて&水圧が弱すぎて全然役に立ちません。
 
民家の人というと家でパエリア作ってそうなおばちゃんを想像するかと思いますが、実際は背中から肩にかけてがっつりタトゥーの入ったやんちゃ兄さんみたいな人が多いので、白人ナイスバディ美女のトマトは念入りに落としてくれますが野郎と子供体型のアジア人への放水は明らかにおざなりです
 
ちっとも善意じゃねえ
 
というわけで我々は道中パンに味なし肉を挟んだだけのクソまずいバーガーなど購入しながら足早にツアーバスへと帰還します。
 
仮設シャワーブースもあるようですが民家のホースで長蛇の列ならシャワーブースの列もすごいだろうということでアテにしてませんでした。
 
今回参加したみゅうのバスツアーではタンクいっぱいの水を用意していてくれて、バスに乗り込む前に思う存分洗い流してくれ、スッキリ!
 
向こうもトマトまみれでバスには乗りこまれたくないでしょうからね(笑)
 
捨てるつもりで着て&履いてきたトマトにまみれた服と靴、もとからゴミのようだったゴーグルを捨てようと袋にまとめてゴミ捨て場に持っていくと、黒人がまた寄ってきてそのゴミをくれと言ってきます。
 
お前…絶対売るだろ…
 
洗って売るだろ……
 
と思いましたがいずれにしろゴミ捨て場を黒人が漁っていたのでどうせここに捨てるなら漁られるんだろうと思いあげました。
 
人間社会の闇を見た気がした。
 
私のNIKEと旦那のnew balanceは今も世界のどこかで誰かが履いているんだろうか…。
 
ヨーロッパに行くと『よくそんな商売思いつくな!』というような商売を黒人がしていて驚くことが多いです。
逞しいというかなんというか。
 
バスの中で帰りは気持ちよく爆睡。
マドリッド市内で解散でしたが、確か6時前にはホテルに帰れたかな?
 
ホテルのシャワーで身体を洗い流してみてビックリ、けっこう洗い流したはずなのにトマトと泥(!?)が滝のように出てきて、シャンプーはまったく泡立たず、全身に湿疹の予兆のような赤みが。
(翌朝には見事湿疹に進化。掻かずに我慢していたら3日ほどで消えましたが)
 
どんだけだよ
 
いやートマト祭り、本当にゴーグル必須です。
 
この雑菌ブレンドトマトジュースが目に入ったらと考えると背筋が凍りますね。
結膜炎で済めばいいほうだと思います。
 
さて、ひと段落したところで私がトマト祭りはツアー参加にしたほうがいいと思った理由をまとめたいと思います。 理由は4つ。
 
その1 荷物の管理が楽
 
ブニョールに前日入り、もしくは当日入りだとしても自分の荷物を全部持って移動&預ける場所を探す羽目になります。ブニョールに宿が取れればベストなのでしょうが、トマト祭り前後はホテルの宿泊料金が高騰する上に予約が取り辛いので1ヶ月以上前には宿を押さえておく必要があります。
ツアーの場合は発着する市内のホテル(ベストは集合・解散場所周辺のホテル)を取っておけばそこに荷物を置いて必要最低限の荷物とお金(私たちはそれぞれ2千円くらいずつジップロックに入れてガムテで身体に巻きつけて行きました)だけ持って移動できます。らくちーん。
 
その2 移動が楽
 
行きの電車時間を調べて重い荷物を背負い駅まで移動しチケットを購入し電車に乗り込みまた駅からトマト祭り会場まで移動する、という手間を省くことができます。
またトマト祭りへの行き帰りの電車はたいへん混雑するのでチケットを買うにも電車に乗るのも一苦労なんだそう。
 
その3 バスに乗り込む前に気が済むまでトマトが洗い流せる
 
これが一番大きいかもです。シャワーブースに並んでもいいのでしょうが、なにせすごい行列でうんざりします。
 
その4 トマト祭り当日の夕方にはホテルに戻ることができる
 
時は金なり。
私たちはトマト祭り終了後ホテルでシャワーを浴びてそのまま街に食事&フラメンコショー鑑賞に出掛けました。
 
以上の理由から、ツアーの方が断然楽じゃん?と私は判断しました。
 
ただ、前夜祭などもあるらしいのでそちらに参加したい方は必然的にブニョールに宿を取ることになると思います。
 
トマト祭りまとめ
 
いい思い出か?と言われたら答えはもちろんYES
 
また行くか?と言われたら答えはもちろんNO!!!!である。
 
もし万が一また行くことがあったらブニョールに3泊くらい宿を取ってハラペーニョの着ぐるみとか着て前夜祭から街を徘徊して『クレイジーな奴』の1人としていろんな人のブログに晒されてみたい。
 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村