私が里帰り出産をしない理由
先日母親学級に参加した際20人ほどの初産婦さんの自己紹介コーナーで里帰り出産をするかどうか発表する機会があり、
その中で「里帰り出産しない」と言っていたのは私含め2人だけ!(私以外の1人は実母が隣県に住んでいるので出産後手伝いにきてもらうとのこと)
すーんごくビックリしました。まさかこんなに“しない派”が少ないとは!
里帰り出産って、するのが当たり前なんでしょうか?
ブログのサブタイトルにもありますが私は東北秋田県出身です。
東京から新幹線で4時間弱、車だと8時間ほど。遠いですね。
私は地元秋田が大好きです。
気の置けない友達がたくさんいて、食べ物は美味しいし、家族とワイワイするのは楽しい、素晴らしい温泉も山ほどあります。
結婚して3年経つ今も2、3ヶ月に1回は1週間程度滞在し秋田パワーをチャージし生きる糧としています。それがない人生は考えられません。
そんな地元大好きな私がなぜ里帰り出産しないのか?
改めて整理してみました。
1.実家の環境
私の両親は共働きで、バリバリの現役。
ただでさえ時間のやりくりに苦労している両親の仕事をこれ以上増やすのは気が引けます。
また父は喫煙者です。
(旦那は吸わない)
3人いる弟たちのうち2人はまだ学生で、異常なほど友達の出入りが多い。
1人も友達が遊びに来ない日は珍しいくらい。
おまけに2人ともバンドをやっているので夜中まで歌ったりギターベースが唸ってたり電子ドラムをぶっ叩いていたり、裏打ちのツッタ―ツッタ―音を聴いているうちに『っっっっるっせー!!!!』と弟の部屋に乗り込んでいきそうになるので精神衛生上よろしくない。
(実際何度かやっているので弟の友人たちにはこえーねーちゃん認定されているのではないでしょうか(笑))
それから実家滞在中の足がないことも大きいです。
東京にいれば重い買い物も車ですることができますが、秋田でマイカーがない生活は致命的。最寄駅は秋田駅からそこそこ近いのですがそれでも電車は30分~1時間に1本。地下鉄、バス路線がクモの巣のように張り巡らされている東京とは交通の便という点において雲泥の差があります。
2.諸々の手続きが面倒
検診を受ける病院と産院を変えるのがめんどくさい。
出生届や児童手当の申請手続き、自治体によって異なる補助金や予防接種のことなどをひとつひとつ考えるのがめんどくさい。
実家に帰っての出産となることで考えなければならないことや増える荷物がめんどくさい。
とにかく里帰り出産をすることによって増える仕事全てがめんどくさい。
3.自分の生活リズムを変えたくない
東京にいる間、旦那が家にいないときはのーんびり1人の時間を満喫し家事したり昼寝したり好きなことをして過ごせますが実家にいるとそうはいきません。
5人+隣に住んでいるばあちゃんとの共同生活になるわけですからね。
ばあちゃんも私が家に帰ると嬉しがって同じ話を何度もしに絡みにくるのでなかなか1人の時間は確保できません(笑)
1人の時間なんて子供が生まれてからは皆無に等しくなると思うのでせめて妊娠期間くらいはのーんびりしたいのです。
4.旦那と産前産後の大変さや喜びを共有したい
理由としては、これが一番大きいかもしれないですね。
『共有すること』がもたらす影響ってすごく大きいと思うんです。
夫婦だろうが家族だろうが数十年来の友達だろうが、所詮は他人。
その溝を埋められるのは喜びや悲しみや、同じ瞬間を共有したという経験。
逆に言えば共有することが多い人とは血の繋がり以上の関係を構築することも可能だと思います。
なので、刻一刻と変わるであろう子供の成長とそれに伴う苦労や喜びを旦那と共有したいと考えました。
その分彼の苦労やしてもらわなければいけないことも増えるでしょうが、そこは頑張ってもらいたいです(笑)
ざっくりまとめると以上の4点が私が里帰り出産をしない理由です。
でも、2人目は里帰り出産にするかもしれないですね。
今回の帰省で、自分が思った以上に両親(とばあちゃん(笑))が孫の誕生を楽しみにしてくれているのを知ったので。
親にも生まれたての赤ちゃんとの時間を作ってあげたいですし、いい親孝行になるでしょうから。