源泉かけ流し-秋田県産主婦のブログ-

暇人主婦が日々を転がり落ちる様を実況中継

妊婦になりたい

 

正直、妊娠は想定外の出来事でした。

 

入籍からの引っ越し、結婚式、新婚旅行、家を新築、また引っ越し…

 

さまざまな人生の転機&出費が立て続いたあとでしたし、まだまだバリバリ働いて、新しい環境に慣れ、減った貯金を取り戻さなければ…子供はまだ1、2年先かなー

(今思うとけっこう呑気)

 

そんな中での妊娠。

 

金銭的な心配に加え、次の診察でちゃんと心拍確認できるのかという不安が尽きませんでした。

 

初診後帰宅してから妊娠初期の大まかな流れについて調べてみると、妊娠初期の流産率が10~15%と非常に高いことが分かりました。

 

心拍確認できればひと安心だと。

 

生理予定日から換算すると初診の時点で6週目の後半。まだ心拍確認できない。

5週目、6週目の前半に心拍確認できる人が多い中、自分はこのまま胎嚢だけで流れてしまうのではないか?二週間前に飲んだ風邪薬は大丈夫だったのか?妊娠発覚直前まで飲んでいたお酒は?あの時転んだ衝撃で子供に障害が残っていたらどうしよう、このまま稽留流産になったらどうしよう…。

稽留流産は健康な20代の女性でも5回に1回は起こるというのです。

 

とにかく不安で不安で、生まれてはじめてカレンダーに×印をつけながら次の診察日を待ちました。

一日一日が一年のように長く感じました。

 

妊娠前は特に何も考えず過ごしていた(こう書くとかなり馬鹿っぽい笑)日々が、『自分の身体の中に新しい命が宿ろうとしている』という事実により激変。

 

カフェインを控え、煙草を吸っている人は極力避け、重いものは持たない、生ものは食べない、自転車に乗らない、車を運転しない、小走りや車の振動、ちょっとした衝撃さえも怖くなりました。

 

この二週間が一番デリケートで、いわゆる『タブー』を厳守していたように思います。

 

今はカフェオレも飲むし、ライブも行くし、スイミングしたりキャンプしたり温泉入ったり動きまくるし、車の運転もします。

 

とにかくこの時は、もう自分一人の身体じゃないんだ、という意識が強かったです。

 

守らなければ、この命を繋がなければ。

その一心でした。

 

このまま無事、『妊婦』になりたい。

なくしたくない。

そう強く思いました。